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 本の各部の名称について
 当サイトでは、本の保存状態を表す際、本の各部について次のような
呼称を用いております。必ずしも一般に通じる用語ばかりとは限りません
し、同じ言葉でも、他の古書店様では別の意味やニュアンスで使われて
いるかも知れません。あくまで当サイト内での定義とお考え下さい。
※ 写真をクリックして頂くと、大きなサイズでご覧頂けます。
「腹」のことを「小口」と呼ぶこともありますが、当店では、「天」・「腹」・「底」の三方を
総称して「小口」と呼ぶことにします。従いまして、目録に「腹シミ」と記載されている
場合には腹にのみシミがあり、天や底にはシミがない(又はほとんど見られない)ことを

意味しますが、「小口シミ」と記載されている場合には、天・腹・底の三方にシミがある
ことになります。

・「見返しの遊び紙」と「遊び紙」は異なるものです。本によっては「遊び紙」がないものも
あります。逆に複数枚の「遊び紙」がある本もあります。(上の3枚の写真のうち中央の
写真の本には、「遊び紙」が2枚見えます)。



 本の状態表示に使用している用語について
 本の状態を説明する際に用いた用語の意味は、下記のとおりです。同じ
言葉でも、他の古書店様では別の意味やニュアンスで使われているかも
知れないことは、前記「本の各部の名称について」と同じことが言えます。
用語 意           味
応募券
切り取り
文庫本によく見られますが、カバーの端にキャンペーン等の応募券がついているものがあります。それが切り取られているものです。
書込 本の中に文字の書き込みがあるもの。→線引
角折れ跡 目印のため等としてページの角を折ることがありますが、その折れ跡がついているもの。あるいは、取扱中にページの角が折れてしまったもの。
経年感 本が発行されてから年月を経たことによって、全体的に古びた感じになっているもの。
結索跡 本を何冊かまとめてヒモで縛ったことにより、そのヒモの跡が凹みになって残ってしまったもの。
献呈署名 「〇〇様」という宛先入りで、筆者が書名をしたもの。→署名
シミ 経年に伴い、ホコリや紙の酸化等が原因で、小口に斑点状に浮き出たシミ。小口の中でも特に天によく見られます。紙質によっては、ページ面(印刷面)にも出る場合があるようです。インクや飲み物等をこぼして出来た跡も「シミ」と呼ぶ場合もありますが、当店では、これらは「汚れ」と記載することにしますので、当店の目録に「シミ」とある場合は、経年に伴うものです。
署名 著者のサインで、「〇〇様」という宛先の入っていないもの→献呈署名
真筆 著者のサインが本人の直筆であること。原則として当店では、真筆の保証までは出来かねますので、ご了承下さい。
スリ跡 本体やカバー等に、擦ったような跡があること。
線引 本の中に傍線やアンダーラインが引かれているもの。→書込 →マーカー
蔵印 本の元所有者の印が押されているもの。
蔵者
サイン
本の元所有者の名前等が書かれているもの。
褪色 印刷が日光によって色褪せること。カバーの背によく見受けられます。
値札跡 値札を剥がした跡。紙がささくれたようになっていたり、印刷の色が値札の部分だけ少し薄くなっていたりします。
値札剥がし跡
裸本 本の本体のみで、カバー、帯、函がないもの。
マーカー 本文中にマーカー(サインペンの一種)によって線引がされているもの。→線引
ムレ 水に濡れたり、湿気の多いところに保管されていたりしたため、紙が波打ったようになっていること。
ヤケ 日焼けや紙の酸化等で、紙が茶色っぽく変色していること。
ヨレ カバーや帯が、物や手と擦れたりすることによって、小さく波打ったような状態になったもの。カバーが本体とずれた状態で物に擦れると、カバーの本体と重なっていない部分が小さなシワ(波打ち状態)になりやすく、本体のページ端部分がヨレることもあります。水に濡れたものではないという点で、「ムレ」とは異なります。
ワレ ページを開いた時に、特定のページのところが開きすぎた感じになり、割れたような状態になること。




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